天皇皇后両陛下がお乗りになるお召し列車。国鉄時代から続く伝統と歴史ある列車だ。高級感があり格式高く、セキュリティ等の対策も万全に施した、御乗車されるにふさわしい特別車両が用意されてきた。
特別車両と言ってもやはり鉄道車両であるため、老朽化等をきっかけに何度も代替わりしている。役目を終えた車両は、歴史的価値のある車両として鉄道博物館等で保存・展示をされている。


現役でお召し列車を担当するE655系の特別車両(E655-1)は、JR東日本大崎駅近くの東京総合車両センターに所属している(他のE655系は尾久車両センター所属)。特別車両専用の御料車庫と呼ばれる場所で出番まで待機しており、そこにはお召し列車1号編成を始めとした昭和から活躍していた車両も眠っている。




りんかい線の変電所の真横で、りんかい線本線の真上に位置する御料車庫。

御料車庫に保管されている車両はすべて車籍を有しているが、検査が行われていないため使用できる状態にない。E655-1に役割を譲った形で静態保存状態にある。



一般公開されることのない御料車庫・御料車だが、保存されているうちの1両であるEF58-61は2018年の東京総合車両センター公開イベントで久々に姿を現した。お召し塗装に戻されたEF81-81と並べてお召し仕様で展示された。

DSC_0148
日章旗を取り付けた姿で展示。

さて、御料車庫で保管されている車両は以下の通りだ。
・EF58-61(保留車)
2001年に最後のお召し列車を牽引。2008年から御料車庫で保管。書類上の配置は田端機関区。

・お召し1号編成(3代目1号御料車と供奉車4両)(保留車)
御料車は1960年製造、供奉車は1930年代から供奉車として活躍していた車両。2002年を最後にお召し列車として運転されていない。書類上では尾久車両センターに配置されている。

・2号御料車(保留車)
皇后の御乗車用車両。2号御料車としては2代目で、初代の車両は大宮の鉄道博物館に展示されている。1959年以来運転がない。尾久車両センター所属扱い。

・3号御料車(保留車)
皇太后の御乗車用車両。2代目、3代目の3号御料車が保管されている。尾久車両センター所属扱い。

・14号御料車(保留車)
皇太子の御乗車用車両。尾久車両センター所属扱い。

・貴賓車クロ157-1
1993年のお召し運転が最後だ。田町車両センターに保存されていたが、車両基地廃止に伴って2012年にクモヤ143系にサンドされて大崎・御料車庫へ回送。

・特別車両E655-1(現役の特別車両)
2007年登場、E655系5両は尾久車両センター、特別車両は東京総合車両センターに所属。2008年からお召し列車を担当しており、1号編成から役目を引き継いでいる。




保存してある車両が今後どうなるのか、公式発表は出ていない。部品欠品や破損などで走れる状態にないとの話も聞くので、ゆくゆくは保存展示か解体になるだろう。

2018年のイベントでEF58-61が公開されたときは、とんでもない人気と混雑っぷりだった。他の車両も展示してくれるとうれしいのだが...マナーの悪さが目立ったためか、翌年のイベントでは車両展示自体行われなくなってしまった。別でお召し列車専用の博物館でも作れば、整った環境で人気ある施設になるかもしれない。






よろしければポチっと押していってください<(_ _)>
他の方のブログも見られます

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ
にほんブログ村 

鉄道コム



◎◎れいるのおと管理人のTwitterはこちら◎◎

@Railnoote