鳥取~新山口を走る特急スーパーおきは、長距離・長時間走る特急として知られている。乗車時間は5時間を超え、JR九州の特急にちりん・にちりんシーガイア、JR北海道の特急オホーツクや特急宗谷と並ぶ長距離特急となっている。

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スーパーおきの車両はキハ187系。関東在住で馴染みがない筆者にとっては、TOMIXのカメラカー車両という印象が強いです(笑)。

キハ187系はJR西日本初の特急型気動車。高速化がされた山陰本線に投入するために登場し、鳥取県と島根県による資金援助で製造された。
カーブや勾配の多い山陰本線・山口線を高速で走るため、出力の高いエンジンと制御式自然振り子を搭載。正直特急らしい風格が乏しいような車両だが、実はすごい車両として有名だと思う。
運用範囲は広く、山陰本線・山口線だけでなく岡山や智頭急行へも顔を出す。増結も可能だが基本的に2両編成、グリーン車なしで西日本を駆け回る。


せっかく長距離特急に乗るのでぜひ全区間乗車をしたかったが、今回は時間の関係で出雲市から終点新山口まで乗車することにした。これでも乗車時間は3時間17分と長い。
車内にはトイレしかなく、車内販売や自動販売機はない。停車駅での停車時間も短いので、あらかじめ飲み物やお弁当を購入しての乗車がオススメ。

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乗車するとなかなかの乗車率。満席とはならないまでも、2人掛けのシートのほとんどが埋まっていた。ゆえに車内全景は撮影できず。
座席は同時期に製造された683系と共通化が図られているそう。


この座席、座り心地が良くて結構好み。ふかふかなんだけど体が沈みこむ感じではなく、またリクライニングもかなり深くまで倒せた。前の座席の下にスペースがあり足を伸ばすことも可能で、長時間の乗車なのに結構快適。振り子式は酔うとの噂も聞いたことがあるが、特に違和感を感じることがなく乗車を楽しんだ。

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ひじ掛けにはリクライニングのスイッチと収納式のテーブル。

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座面裏には大型のテーブルがセットされている。

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ブラインドではなくカーテンで閉める方式。これは2000年前後までに登場した特急によくある仕様だと思う。

列車は出雲市を出て、益田駅まで山陰本線を走る。
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山陰本線は日本海に沿って走っているので、途中景色がとても良い。

益田からは山口線を南下していく。

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山の中や田園風景の中をひたすら走っていくが、途中開けていて景色が良いところも通る。

途中、津和野ではSLの転車台なども見られたが、全て座っていた座席とは反対側。先ほどの海を見られることも考えると、下りなら進行方向右側、上りなら進行方向左側の座席が楽しめると思う(残念ながら今回は埋まっていて座れず)。


また、今回は新山口駅での新幹線乗り継ぎ割引を使用しているため、乗車券+特急料金1470円で乗車できた。非常にコスパが良くて満足(笑!



今回はこの辺で。


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