個室が付いている列車というのは少ない。寝台車を除いた中で思いつく限りでは、700系(レールスター車両)、E261系サフィール踊り子、253系(現在は長野電鉄)、東武スペーシア、近鉄しまかぜくらいだろうか、後は引退した251系にも付いていた記憶がある。

JR九州の787系もそんな個室を備える特急車両の1つ。
鉄ヲタ仲間におすすめされていたがなかなか乗車が叶わず。先日、やっと乗車することができたので紹介していこうと思う。

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787系でも、グリーン車があるものとないものがある。南福岡所属で6両1編成のBM編成はグリーンあり、大分所属で4両1編成のBo編成はグリーンなしだ。よって、グリーン個室はBM編成にしか存在しない。

BM編成の運用範囲は、特急かもめ、きらめき、みどり、有明、にちりん・にちりんシーガイア、ひゅうが、かいおうと幅広い。中でもにちりんシーガイア24号は、寝台特急を除く特急列車の中では運転距離・時間ともに国内最長。宮崎空港~博多の400kmを超える区間を6時間6分で結んでいる。


さてさて本題に戻って、グリーン個室のレビューを。
今回乗ったのはきらめき9号博多行き。

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BM-7編成が担当。小倉19:22→博多20:14と約1時間の乗車だ。

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グリーン車は1号車。デラックスグリーンの名前になっている。
グリーン車だけでも通常のグリーン、DXグリーン、グリーン個室の3種類も用意されていて、種類豊富で楽しい。

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九州の特急って豪華で良いですね笑。観光特急としての色が濃く出ている気がする。
入り口入ってすぐのガラスで囲まれたエリアは乗務員室で、立ち入りは出来ない。

写真右側の通路を進むと、左手にグリーン個室が。

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座席位置は1号車8番。札をスライドさせて「使用中」にして室内へ。

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窓際にグリーン座席が1席と壁際に3人掛け用ソファ。真ん中にはテーブルが配置されている。
車内の壁面は、こげ茶色の木目調から、漆塗りのオレンジにも似た明るい色に変わる。夜の乗車ということも相まってオシャレな雰囲気だ。

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ちょっとした絵が飾られている。照明も普通のライトじゃない感じが洒落てて良い。

座席に座る前に、部屋を一通り見てみる。

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ドア横にも部屋番号。

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ドア裏には、寝台車でいうオーディオパネルっぽいものが。ここでは照明のONOFFだけでなく、明るさも調節できる。オーディオサービスはすでにサービス終了しているため使えない。
パネルの横にはコートなどを収納できる場所も。

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パネルの下にはスーツケースを仕舞えるくらいのスペース。その奥にはコンセントもあった。
1席だけあるグリーン座席は、真上から照明が当たるようになっている。

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テーブルは展開可能で、2倍の大きさになる。

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ソファの端にはひざ掛けも用意されていた。

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座席は写真のように少しだけ向きを変えることができる。座席そのものはグリーン座席と同じもののよう。フリーストップのリクライニングとひじ掛けの中にミニテーブルがある仕様。

さて、初めて座った787系グリーン座席。リクライニングに加え、ヘッドレスト部分も可動させることができる。リクライニングをフルで倒しながら頭だけ起こす、みたいなことが可能だ。

座面のクッションの硬さは、ソファの方がやわらかい。個人的にはソファの方が好み。個室ということは寝台っぽくできなくもないわけで(笑)。ブラインドも閉まるため人の目も気にせずくつろぐことができる。

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乗車から10分程度で車掌さんがやってきた。切符を確認してもらって、残り45分程度の乗車を楽しむ。

と思ったら、この日鹿児島本線は人身事故のため運転見合わせ。低速や駅間での停車を繰り返して、1時間遅れで博多駅に到着。結果、2時間たっぷり乗車を堪能できたのだった(笑)。


最後に料金のお話。
快適性が素晴らしい上、料金も比較的リーズナブル。この個室は部屋単位で販売されていて、2人分のグリーン料金を払えば1人でも利用できる。
乗車した特急きらめきの運転区間は小倉~博多。この区間は100km以内なので、グリーン料金は1人1050円だ。つまり、今回支払ったグリーン料金2100円。
小倉~博多の指定席特急券は1050円だが、グリーン車利用の割引で530円マイナスになるため、520円。よって、合計2620円のグリーン車だった(乗車券は別)。

これかなりお得ではないだろうか?サービスやコンセプトは全く異なるものの、サフィール踊り子グリーン個室とは比べ物にならない価格設定。しかも個室G連結列車は少なくないし、観光客向けだからか個室の切符は取りやすいそう。冒頭で挙げたにちりんシーガイア24号は人気らしいが、それ以外の列車で個室Gを楽しむのは大いにアリだろう。
改めて、九州の列車が好きになるような乗車だった。


今回はこんな感じで。







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