昨日発表となった話題から。

185系が定期運用で入っている特急踊り子。JR東日本は2021年春のダイヤ改正で、特急踊り子を全てE257系に置き換えることを発表した。
これにより、185系は定期運用を離脱することが決定。JR東日本管内で定期で走る国鉄型車両がいなくなる。
また、特急踊り子の乗り継ぎ割引も終了となる。踊り子は東京発列車で唯一乗り継ぎ割引が可能な列車だったが、指定席料金の値下げに伴って割引対象から外れる形になった模様。

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同時に、朝晩を走っているライナーも廃止されることが発表。湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原は運転を終え、新たに特急「湘南」が役目を引き継ぐ。各線で行われてきたライナー列車の特急格上げだが、これで全ての列車が特急に置き換わることになる。


個人的な感想としては、予想されていたことだったので驚きはなかった。ただやはり気になるのは車両やその他の運用のこと。
まずは185系。臨時踊り子として185系が残る可能性は否定できないだろう。
波動用に関しては、E257系だけで足りるのかがポイントになると思う。現在波動用として走るE257系は、豊田車両センター常駐っぽい500番台5両3編成と踊り子転用しない0番台9両3編成だ。
E257系は9両と5両のみなのに対し185系は8両、6両、4両と両数が豊富。運用範囲の広さの面でも、数編成は残すのではないかと思う。

そして215系。215系は車両の構造や過去の諸々から、現在はライナーとホリデー快速ビューやまなししか就いていない。特急「湘南」はE257系で運転されるとのことなので、一気に窮地に立たされた形だ。廃車が濃厚な気がするが、そうではないことを願いたい。動向に注目していきたいと思う。

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私鉄各線では安価な着席型特急が流行りなのと反対に、ライナー列車は値上げとなる。囁かれているとおり増収が理由なのだろうか。東海道線のライナーは本数が多く、185系15両の列車もあれば2階建ての215系が満席になることもあると聞く。

また、先に特急格上げが行われた中央線特急と比べると、ライナー停車駅の営業距離にかなり差がある。中央線の特急「はちおうじ」「おうめ」は50キロ圏内であるため、ライナー→特急券で200円程度の値上げとなるが、東海道線方面では大船以南のライナー停車駅は50キロを超えるため、倍近い値上げとなる方もいるのではないだろうか。一応、改正で特急料金値下げがされる予定ではあるが渋いなぁといった印象。とりあえず撮影・記念乗車はお早めに。

今回はこの辺で。







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