ちょっとした小話。
横須賀線色(通称スカ色)の変更が行われていた頃のこと。
検査で入場した編成から順次帯色を変更していたため、E217系では旧色と新色の混結がしばしば見られた。

P1040704
(※動画からの切り出しなのでブレてます、すいません)

右が新色、左が旧色。2008年頃に行われた機器更新と一緒に、突如として帯色が変更になった。
旧色は青15号を使用していたのに対し、新色では青20号を採用。帯色が明るめになった。
青15号というと583系のブルーやEF64に使われている色。青20号は24系やEF510北斗星色、東海道新幹線の帯色に使われている色だ。単体で考えればあまり差異がないように見えるが、寝台特急あけぼのや北陸を見るとE217系以上に色の違いが感じられると思う。

横須賀線新車のE235系1000番台でも青20号を採用。青い部分が多いからか帯色が明るい印象を受ける。スカ色ファンからすればより違和感を感じるかもわからないが。
旧色新色は模型でも分けられていて、更新車・未更新車のように区別されている。E217系を出しているKATO・TOMIXの両社でそれぞれ再現されており、数ミリの帯ながら印象がまるで異なる(当たり前ではあるが)。TOMIXでは何度か再生産されているため比較的入手しやすいのではないだろうか。


スカ色と言えば115系、という方も多いと思うので個人的には新色はE217&E235で良い。そういえばしなの鉄道では115系スカ色が現役だ。が、新車導入で引退も囁かれているらしく...撮影は速めに済ませておきたい。







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