KATOから、EF64形機関車の1030号機が発売される。というわけで、EF64のお話。

JR貨物とJR東日本が所有するEF64-1000。JR貨物では大宮更新色と広島更新色と原色、JR東日本では原色とぶどう色2号(通称う〇こハチマキ)の塗装機が活躍中だ。

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JR東日本で活躍するEF64のうち1030~1032号機は特に死神と呼ばれている。
長岡車両センターに所属する3機は、JR東日本管内で車両を輸送する配給列車の牽引を主に担当している。牽引の目的は、疎開先までの回送や工場への入出場、新製車両の回送など様々だが、廃車する車両を牽引することから死神と呼ばれるようになった。

長岡車両センター所属のEF64は、以前は寝台特急あけぼのや北陸の牽引を担当。死神3機もあけぼのに充当され、頻繁に上野まで顔を出していた。末期は1051~1053号機も所属して6機体制で寝台牽引を担っていたが、現在は1052、1053号機が高崎へ転属。死神3機と1051号機が所属。以前は0番代も所属していたが、希少な車両は高崎に移った形になっている。


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死神3機には、フック型、模型でいえばナックルカプラーの自動連結器と、電車によくついている密着連結器の両方を持つ連結器(双頭連結器)がついている。これにより電車・客車・機関車の牽引が可能となっている。寝台運用が無くなった現在は配給列車をメインに、カシオペアクルーズ(下りが高崎線経由の時のみ)や臨時列車を牽引している。


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さて、ここからは模型のお話。
模型ではKATO・TOMIXの両社から発売されている死神。詳しく書いてみると以下の通り。

KATOは1031号機を製品化。ヘッドライトが砲丸LEDだった時代で、10年近く前のことになる。
その後2013年に1032号機を製品化。既存の1031号機との差異を表現。2018年に1031号機を再生産し、ここから双頭連結器の密着連結器が新KATOカプラー(フックなしタイプ)に変更されている。そして今年6月、あけぼの号の再生産に伴って1030号機が製品化された。

細かい差異がある死神機関車3機を全て製品化したKATO。番号指定で全て製品化なんて結構珍しい。中古で出回っているのもあまり見かけないので、それだけ人気があるのだろう。実際、1両入線させればいろいろ楽しめるオイシイ車両である。



TOMIXはEF64-1030を製品化している。売り方が少し変わっていて、1000番台(1030号機・双頭連結器付き)という名前で発売。番号指定したのかしてないのか曖昧な売り方となった。
選択式ナンバープレートで1031、1032号機も設定されていて、他のナンバーでも楽しめるようになっている。
1031号機が、さよならあけぼのセットで番号指定で製品化されている。

先日製品化発表であった配給列車セットは、1032号機が番号指定で組み込まれるようだ。さよならあけぼのも配給セットも限定品で入手困難品だが、一応はこれで死神機関車3機すべて揃ったことになる。

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実は筆者が1番好きな機関車のEF64。当区では1032号機が入線済み、1030号機が入線予定だ。
最近では横須賀線向けE235系の牽引を担当した死神機関車。コロナ禍で撮影は控えているが、今後も機会があれば写真でも記録していきたいと思う。








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