国鉄からJRへ引き継がれてから、JR各社はこぞって高速化運転を目指した。JR東日本の特急は最高時速160km運転を目指しており、そのための試運転に253系が使われた。
埼京線は赤羽から大宮手前まで、東北新幹線に沿って走っているためカーブがゆるやか。また、この区間は全線高架線であるため地盤も固く踏切もないため、高速運転を試験するには持ってこいだ。
最高速度でブレーキをかけ始めた時、600m以内に停止しなければならないことが法律で決まっている。そのため、最高速度を高くする場合はブレーキも改良しなければならない。国鉄からJRになってからこちらも改良のために開発が進められてきたため、その新ブレーキのテストも兼ねた試運転だった。
埼京線を走る205系。高架線で直線が多く、防音壁も立っており、他とは異なった環境の路線だ。
253系が利用されたのはおそらく、JR化後に登場した新形式の特急であるからだろう。JRになって開発された車両、特にJRになったばかりにできた車両は新しいコンセプトや様々な開発などに利用されている。今回の試験では253系NE02編成が使用された(既に廃車済み)。
常磐線などでは130km/h、津軽海峡線で140km/hとなっている特急の最高速度を見ると、160km/hで走る計画は中止になったものと思われる。現在160km/h運転を行う特急は京成のスカイライナーのみ。コストや設備面を考えると、高速運転は難しいのだなと改めて思う。
よろしければポチっと押していってください<(_ _)>
他の方のブログも見られます
にほんブログ村
にほんブログ村
◎◎れいるのおと管理人のTwitterはこちら◎◎
@Railnoote
埼京線は赤羽から大宮手前まで、東北新幹線に沿って走っているためカーブがゆるやか。また、この区間は全線高架線であるため地盤も固く踏切もないため、高速運転を試験するには持ってこいだ。
最高速度でブレーキをかけ始めた時、600m以内に停止しなければならないことが法律で決まっている。そのため、最高速度を高くする場合はブレーキも改良しなければならない。国鉄からJRになってからこちらも改良のために開発が進められてきたため、その新ブレーキのテストも兼ねた試運転だった。
埼京線を走る205系。高架線で直線が多く、防音壁も立っており、他とは異なった環境の路線だ。
253系が利用されたのはおそらく、JR化後に登場した新形式の特急であるからだろう。JRになって開発された車両、特にJRになったばかりにできた車両は新しいコンセプトや様々な開発などに利用されている。今回の試験では253系NE02編成が使用された(既に廃車済み)。
常磐線などでは130km/h、津軽海峡線で140km/hとなっている特急の最高速度を見ると、160km/hで走る計画は中止になったものと思われる。現在160km/h運転を行う特急は京成のスカイライナーのみ。コストや設備面を考えると、高速運転は難しいのだなと改めて思う。
よろしければポチっと押していってください<(_ _)>
他の方のブログも見られます
にほんブログ村
にほんブログ村
◎◎れいるのおと管理人のTwitterはこちら◎◎
@Railnoote
コメント
コメント一覧
これの根拠は運転士の視力が600m先の異常が目視確認出来る事が列車運転免許取得の条件にもなっており、
曲線や駅設備などの線路条件等で踏切とかの異常が600mを直視出来ない箇所では中継信号機や
非常発報信号機等の設備を追加して進路の危険を600m手前で確実に運転士に通知させる仕組みになってます。
(昨年の京浜急行の神奈川新町の踏切事故では、この非常発報信号機が作動していたものの600m手前地点で
確認がしづらい状況だったのではないかとの疑いで調査中だと聞いています。この結果最高速で走行中の
快速特急列車の非常制動が遅れて止まりきれず踏切で立ち往生していた10tトラックに衝突してしまいました。
この事故の調査結果は出ているのかも知れませんが、聞いていません。)
続きます
さて問題の最高速度ですが、国鉄時代にはこの確実に600mで停止出来る速度として120km/hが上限になっておりました。JRになった頃にブレーキシステムの改良で130km/hでも600m以内に停止出来る事が実証された為に常磐線などの一般在来線でも130km/h運転が実現出来ました。
また新幹線などのように踏切が無く部外者が軌道内に容易には 立入れない閉鎖条件が確保出来る事を条件に
この600m以内停車の条件は緩和されています。
在来線でも同じで高架線等の踏切が無い高規格路線ならば国鉄時代でも湖西線ではこの条件で130km/h運転が許可されて居ました。(埼京線もこれに近い路線になりますね)
津軽海峡線も海の下を走る青函トンネル内で条件を満たせるので140km/hが実施されました。
その他に北越急行ほくほく線でも単線ながら超高規格路線で北陸新幹線が開通するまでは特急『はくたか』号が
この区間を160km/hの超高速で運転されて居ました。単線のトンネル内に有る駅では列車通過時にはホームを
立ち入り禁止として封鎖して、そこを160km/hの速度で通過するのでかなりの迫力が有りました。
現在160km/h運転を行っているスカイライナーも実際に160km/hの最高速を出すのは印旛日本医大駅から空港第2ビル駅までの限られた超高規格路線区間のみとなっていて、印旛日本医大駅から手前の北総線区間は高規格路線ではあるものの130km/h運転になってます。
大変参考になる補足をいただきありがとうございます。