外出自粛の時間を使って模型整備を進めていると、EF81-81が出てきた。せっかくなのでEF81-81をレポ。

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EF81-81は田端機関区に所属する交直流対応の機関車だ。元は富山機関区所属で後に田端に移って現在まで活躍中。お召し列車牽引の指定機となっており、お召し列車1号編成を牽引した経歴もある。お召し列車牽引にはEF58-61がいたため担当回数は少なく、平成になってからのお召し牽引歴はないらしい。EF58-61が引退し、お召しをE655系に譲った現在でも、お召し列車の非常用救援機として運用されることが多く、長らくお召しに携わっている車両と言える。

JR化後は北斗星塗装で活躍していたものの、唐突にお召し塗装に復刻。側面に銀帯が追加、連結器も銀の色差しがされ、お召し列車やオリエントエクスプレス'88を牽引した当時の姿になって活躍中だ。田端所属の他の機関車と同様に工臨等の運用に就いている。
田端運転所の機関車は手入れが行き届いているのか、きれいな状態で見かけることが多い。EF81-81もそうで、全検出場時とまでは行かないもののおおかたピカピカな状態で走っている。

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北斗星色時代のEF81-81。

塗装が戻されたのはちょうどJR東日本の寝台特急が消滅する前の2014年秋。時期的に考えると、最後にお召し塗装で牽かせたいというJRの粋な計らいだったようにも思えた。が、結果として、お召し復活から約1年後に北斗星は消滅(2015年3月に定期運用廃止、8月まで臨時列車化して引退)、お召し塗装で北斗星牽引を担当することはなかった。まぁ、粋な計らいならEF81カシオペア塗装が復活してもいい、というかこちらが復活すべき塗装のような気がする。つまりお召し復活は何らかの記念かファンサービスの一環なんだろう。


北斗星・カシオペアの定期運用がなくなる直前の2015年2月~3月は、カシオペアに代走でEF81が充当されることが多くなっていた。掲載した1枚目の写真も3月に撮影したものだ。EF510がいない今ではカシオペア牽引はEF81がメインだが、当時はEF510牽引に見飽きていた時代。パーイチが、しかもお召し塗装になった釜が牽くとなれば混雑は必須だった。




模型の世界の話に移る。模型では、KATO、TOMIX両社からお召し塗装が発売されている。
KATOはお召し1号編成の製品化もされていることから、旧お召し列車を楽しむことも可能だ。

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TOMIX製はKATOより発売が後だったこと、所有する客車がすべてKATO製であることからKATO製を導入。KATOもTOMIXもどちらも出来が良いと聞くので、どっちを買っても後悔しないだろう。両社ライトはLEDで明るいし車体の光沢もあるため、良い意味で模型映えしていると思う。
お召し1号編成も導入を検討中...模型って買うと止まらないから、僕が実車を見たことある車両、または思い入れ深い車両のみ買うようにして抑えている。1号編成は馴染みも見たこともないので導入予定はないが、お召し装飾だけ手に入れようか迷っている...。


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お召し列車装備をされたEF81-81。

KATOの発表によれば、EF81北斗星色が今年中に製品化予定、長らく再販されていなかったカシオペア色も7月に発売される予定だ。ベストセレクションのセットで出すなら単品も出してくれとずっと思っていたが、やっと流れが変わってきたように感じる。95号機の単品製品化も期待して良さそう...?




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